親権を取得するためになすべき行動

離婚する際、夫婦の双方が親権者になることを希望した場合には、熾烈な親権争いとなる場合が多くあります。その際は、適切な行動をとらないと、相手に親権を奪われてしまうことにもなりかねませんので、注意が必要です。どうしても親権を取得したい場合、どのような行動を取れば良いのでしょうか?

今回は、親権を取得するためになすべき行動について、離婚問題に詳しい弁護士が解説します。

1.絶対に子どもと離れない

もっとも重要なのは、絶対に子どもと離れないことです。
離婚問題が発生すると、夫婦は別居することが多いです。このとき、子どもは夫婦のどちらかとしか、一緒に暮らすことができません。そこで、どちらかが子どもを連れて出るか、子どもを置いて出ることになります。
このとき、子どもと一緒に生活をしている親の方が、圧倒的に親権を取得しやすくなります。そこで、家を出るなら必ず子どもを連れて出るべきですし、相手が家を出て行くなら、1人で出て行ってもらいましょう。
なお、子どもと一緒に家を出るときには「違法な連れ去り」と評価されないよう、対応方法が重要となります。

2.子どもと一緒に過ごす時間を作る

親権者になりたいなら、子どもと一緒に過ごす時間をできる限りたくさん作りましょう。
仕事をしているときには、残業を減らして早く帰ってくること、休日は子どもと過ごすこと、色々な所に連れて行ったり一緒にご飯を食べたりして、子どもとの触れ合いを増やすことが大切です。

3.積極的に子どもの世話をする

親権者になりたいなら、積極的に子どもの世話をしましょう。
例えば、乳幼児なら、ミルクや食事の世話をしたり、おむつを替えたりお風呂に入れたりします。特に父親の場合、おむつ替えは重要です。幼稚園の先生や小学校の先生との連絡などにも積極的に関わりましょう。
子どもの習い事や宿題などの手伝いをしたり、教えてあげたりするのも良いです。積極的に子どもに関わる姿勢を持つと、裁判所からも評価されるだけでなく、子どもからの信頼も得られるものです。

4.監護補助者を用意する

会社などで働いている親が親権をとりたいなら、監護補助者を用意すべきです。監護補助者とは、具体的な子育てをサポートしてくれる人のことです。同居ないし近隣に居住している両親(子どもにとっては祖父母)に保育園の送り迎えを手伝ってもらったり、仕事から帰宅するまで子どもを見てもらうことが多いです。

監護補助者は、両親や兄弟といった親族であることが望ましいです。新しい恋人等を連れてくると、かえって親権者として不適切とみなされることもあるので、注意が必要です。

親権者争いは熾烈になることも多いですが、子どもと自分の人生を左右する重要な場面ですので、諦めずに、最善を尽くしましょう。